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高気密・高断熱は何を比べればいいの?
 

なぜ、高気密・高断熱にするのか?

 ○ それは『地球環境問題対策』をするのに重要なことだからです ○

 皆さんもCO2排出量問題や石炭・石油枯渇問題の話題を聞いたことはあるでしょうか?わかりやすくいうと『エネルギーを無駄にしない』ことなんです。

 環境のためというと難しく聞こえますが、エネルギーを無駄にしないということは『光熱費』を抑えることができるんです。そこで、住宅メーカーが『高気密・高断熱住宅』を開発し、販売してきたのです。

 『高気密・高断熱住宅』は『地球環境にやさしく、家計にもやさしい住宅』なのですが、どうやって比較すればいいのでしょう。『高気密』と『高断熱』に分けてみましょう。


 ○ 高気密って何? ○

 『気密が高い(高気密)』というのは言いかえると『隙間が少ない』ということです。

 隙間が空いていると、風で熱が移動し、せっかく暖めた(冷やした)空気が逃げてしまいます。昔の家は隙間が多かったので、夏がすごく暑かったり、冬にすきま風が入り、足元が寒いなど快適とはいえないものでした。そこで、隙間を少なくして、風や熱の移動を減らし、快適な環境をつくろうとした住宅が『高気密住宅』。

 気密が高いか低いか(これを『気密性』といいます)を調べるには『相当隙間面積』の値を見てください。『相当隙間面積』は1平方メートル当たりどれだけ隙間があるかを示すものです。ですから、値が小さいほど『高気密住宅』といえます。

  国の基準値では1平方メートル当たり5平方センチメートル以下を『気密住宅』として定義しています。(セルコホームは平均1.6平方センチメートル)

 しかし、高気密にすればするほど、台所やトイレのニオイがこもりやすくなるだけでなく、湿度の高い環境になりやすいのです。湿度が高くなるとアレルギーの原因となるカビやダニの活動が活発になるほか、窓や壁の中の結露も発生しやすくなります。また、ホルムアルデヒドなど建材や家具などから出る揮発性化学物質の濃度も高くなりがちで、人体への影響が懸念されています。

 悪者あつかいされていた隙間ですが、昔の家はこの隙間で室内の汚れた空気が排出され、屋外の新鮮な空気が入ってきて自然に換気が行なわれていたのです。そこで『高気密住宅』では、機械を使って換気する『換気システム』が考案されました。機械による計画的な換気はつねに室内に新鮮な空気を供給し、汚れた空気(湿度や二酸化炭素・ニオイ・化学物質などを多く含む空気)を排出します。

注:平成15年7月1日より改正建築基準法で換気システム設置が義務付けられました。


 ○ 高断熱って何? ○

 気密性を高めても、壁や窓から熱が逃げるのでは意味がありません。そこで壁は熱を通しにくい材質を『断熱材』として家を覆い、窓はガラスを多くし、特殊ガラスを導入することで断熱能力を上げることができます。

 『断熱能力が高い(高断熱)』とは『熱を通しにくい』ということです。家全体の断熱能力として調べる簡単な方法は『熱損失係数』を調べることをおすすめします。

 熱損失係数とは、一般的に『Q値』といわれているもので、住宅の断熱性能を数値的に表したものです。値が小さいほど断熱性能が高いことを表します。熱損失係数は、外壁や天井・床などの各部位の熱の逃げる量(熱損失量)を計算し、各部位の熱損失量を合計したものを延床面積で割って計算します。

 兵庫県の場合、平成11年省エネルギー基準では熱損失係数(Q値(W/m2K))は2.7です。(セルコホームの場合は1.4)


 ○ まとめ ○
  したがって、『高気密・高断熱住宅』の性能比較をする場合、『気密性』は『相当隙間面積』の値を見る。『断熱性』は『熱損失係数(Q値)』を見て比較しましょう。


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